引っ越しで、事故やケガをしてしまうと大変なので、安全対策をして、無事に早く新しい環境に慣れていきたいですね。
準備などで忙しくていると、無理をしてしまいがちですし、普段はやらない慣れない作業もあるので、ケガをしやすくなってしまいます。
とりわけ、重たい荷物を運ぶときに、ギックリ腰になるとこわいですね〜。
ギックリ腰になると、しばらくの間動けなくなってしまうので、絶対に腰に無理な負担をかけないようにしましょう。
今回は、腰痛やケガ予防のために注意したい点を、いくつかまとめていきたいと思います。
ギックリ腰を予防
重たい荷物を持ち上げたり、荷物をつめるときにも、中腰の姿勢になることが多いので、引っ越しのときはギックリ腰になりやすいです。
また、通常の生活に加えて引っ越しの準備をしなければならないので、心身ともに疲労が蓄積しやすくなります。
そして、普段しない慣れない動きをするので、不自然な姿勢になったり、無理な力を入れて腰を痛めやすくなるので、意識して腰に負担をかけない姿勢で作業する必要があります。
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膝を曲げて腰を落としてから持つ
荷物を持つ時には、しっかり膝を曲げて腰を落としてから持ち、膝を伸ばして足の筋肉を使って立ち上がるようにして持ち上げると、腰にばかり負担がかかりにくくなります。
軽いものでも、膝を曲げて腰を落としてから持ち上げるようにしておくほうがいいです。
たとえ軽いものでも、腰を痛める原因になってしまうことはよくあります。
重くなさそうなものほど、油断してしまいがちなので危険なのです。
ギックリ腰の原因
グキッとなる直接的な原因は、これまでふつうに問題なくできていたことであることが多いです。
特別重たい物を持ったからというわけでもなく、「朝、洗面台で歯みがきをしている時に」とか、「ちょっと物をずらそうとした時」「くしゃみをした拍子に」などです。
それで、特別重そうな物ではなくても、どんなものを持ち上げる時にも、膝を曲げてしゃがんでから持つ方法を徹底しておくなら、ギックリ腰の予防になります。
また、一回だけのことではなく、中腰になることが続いたりして、腰への疲労がたまっていると、次にちょっとしたきっかけでグキッとなりやすくなります。
腰への負担をかけないように、作業台を高くしたり、休憩を入れたり夜は早めに休むなど、疲労を溜めないようにする工夫も役立つと思います。
コルセット型のサポーター
腰を痛めたことがある人は、コルセット型のサポーターを巻いておくと、腰に負担のかかる姿勢にならずにすむので、おすすめです。
どうしても物を動かしたり持ち上げたりする作業が出てくるので、こうしたお助けグッズがあると、負担を軽減できると思います。
【腰のサポーター】
一つのダンボールに重いものばかり詰めすぎない
大きなダンボールに重いものをめいいっぱい詰めると、重すぎて持ち上がらなくなります。
重いものは小さめの段ボールに入れるか、空いたスペースには、軽いものを入れて調節すると運びやすいです。
食器類や、本など、ぎっしり詰めると重くなるので、段ボールの大きさはほどほどにしておきましょう。
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無理しない
重い家具や電化製品は、持てそうであれば慎重に持ち上げますが、無理そうに感じたら、2人で持ち上げたり、別の人に代わってもらうなどしましょう。
無理をすると、腰がギクッとなりやすいですし、途中で手がすべったり足の上に落としたりするとけがをしてしまいます。
体のケガだけでなく、運ぶものが壊れたりキズがついてしまうのを防ぐことができるでしょう。
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ケガを予防
住み慣れた家の中でも、普段と違う動きをするので、いろんな危険が潜んでいます。
一生懸命掃除している時に、けがをすることがあります。
例えば、窓を拭いている時に、上のほうを拭くために乗っていた台から足を踏み外したり、立ち上がろうとして窓枠に頭をぶつけたりしやすいです。
頭上、前方、足元に気をつけましょう。
軍手と靴下
【グリップ付きの軍手】
物を運ぶときにゴム加工付きの軍手をすると、手を滑らせて物を落としたりしにくいだけではなく、荷物を持つときに余分に力を入れずにすむので疲れにくいです。
グリップの良い軍手をはめると、疲れ方が全然違いますよ!
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部屋の中では、靴下を履いているといいでしょう。
裸足だと、床に置いてあったネジやハサミやカッター、その他のものを踏んでけがをしやすくなります。
靴下を履いているとかなり足の保護になります。
また、道具類を床に置きっぱなしにしないようにも注意しておきたいですね。
かけ声をかけて
誰かと一緒に作業するなら、持ち上げるとき、下ろすときにかけ声をかけると、落としたり倒れたりしにくくなります。
また、まわりに作業している人にぶつからないようにするのにも効果があります。
大きいものや、長いもの、角の尖ったものを運ぶときには、まわりに十分注意してください。
かけ声をかけると、まわりの人も道を開けてくれたりするので、作業しやすくなります。
気くばり
忙しいと、きつい言い方をしたりしてしまうことがあるかもしれませんが、そういう時こそ、みんなも疲れているので、思いやりのある声かけをすると、引っ越しが嫌な思い出にならずにすみます。
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熱中症予防
夏の時期などはとくに、時間を忘れて作業していると、水分不足になりやすくなります。
こまめに水分補給し、使えるなら作業している部屋に扇風機やクーラーを効かせて無理しないようにしましょう。
汗拭き用にタオルを首にかけておくと何かと便利です。
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まとめ
安全に気をつけて、どうぞスムーズな引っ越しができますように。
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